人間関係を築きたい時にできること
私の20代は職場で挨拶をしない人が居たら、その人にはスルー
そんなふうに振る舞っていました。
人を愛さない人には、こちらから愛情を与えないという訳です。
私の子供の頃は、両親が家業でいつも家に居たこともあって、挨拶がないのは当たり前に育ちました。
父が会話を苦手にしていたので、家族内であまり挨拶がなかったのです。
そんな家では躾もありません。
私は人付き合いが苦手で、人に対して慎重なところがあるタイプになりました。
目 次
気軽な挨拶や会話は苦手な私
気軽な挨拶や会話ができることは、人と知り合う上で入口になります。
人付き合いに難がある私は、最初の職場で苦手なタイプの上司に当たりました。
働きはじめた時のことです。
その上司は職場で、あまり挨拶をしない人でした。
上司と私は居る部屋が別々で、好きではない上司だったことから、こちらから挨拶に行きませんでした。
そんな関係はギクシャクしたもので、その上司とは最後まで上手く行きませんでした。
当時の私の態度は、人から挨拶をされたら返す。
好きな人には挨拶する。嫌いな人には積極的に顔を合わそうとしない。
意識した訳ではないですが、そんな態度だったと思います。
自分の態度には気がつかつかずに、それが普通くらいに思っていました。
好きな人と関わるけれど、苦手な人とはかかわらない
一見正直な態度にも思えますが、仕事で関わる人と協力できることは
けっきょく、自分の仕事がしやすさに関係しています。
ドライに割り切らない人の方がいいでしょうし、私は人にレッテルをはっていたのだと思います。
私が極端に、人とコミュニケーションをとること全般を苦手にしていました。
本来は必要なことでしたが、当時の私はそのことにも気がつきませんでした。
人と良い関係を築きたい時、仕事をスムーズに進めるためにも
周りの人に偏見を持たないで、スムーズに会話できることは、自分に仕事にもプラスになります。
私が人と会話をすることが、気が重かったことに起因したと思います。
私が人の様子を伺っていたのでしょう。
相手の人に好感を持てない場合は、こちらからは近づかない様にしていたのでした。
意識していた訳ではないですが、自分を守るためでしょう。
外から私を見ると、暗めな印象で閉鎖的に見えていたと想像します。
コミュニケーションの苦手から学んだこと
人に対して守りの姿勢でいたことで、苦手な人や年上の気難しそうな男性と話さなくなっていました。
自分の態度には気がつかずに、相手のせいにしていました。
心のことを学んで、やっと自分に問題はあることに気がつきはじめました。
特に、父に似た年上男性に会話がしにくい傾向があると気がついたことが、自分を見直す切っ掛けになりました。
苦手な年上の男性とこれから、どうやって関係を築いていくか?
自分から話をしない上司に対して、どう接するか?ということです。
これまで話しもせず、距離をとってきたわけです。
自分から態度を変える必要があると気がつきました。
人との関係の始まりは「挨拶」から
改善の取り組みとして始めたのは
これまで会話や挨拶のなかった上司に毎日、こちらから挨拶することでした。
こちらから愛情を示すという態度で接するということ。
例えば、挨拶しない人に「貴方は挨拶しない、態度を変えなさい」とか「貴方は挨拶しなさい」と言ったとしましょう。
そんな気持ちが前に出れば出るほど、相手と関係は遠くなります。
他人へ期待するほど、期待にきりがありません。
こちらから挨拶しても、当初は無視されることもありました。
それまで、こちらからも無視した様な態度だったのだと想像しました。
相手に問題を押し付ける、私は正しいからと頑なになることは、関係修復の障害になります。
先日、お寺の法要に出席したのですが「利他に生きることが大切」と言われていました。
その時は「利他」の意味は腑に落ちなかったのですが。
ふと気がついた事があります。
欲しいことがあれば、自分から与える方が、それは容易に手に入る。
挨拶しあえる関係が欲しかったら、自分から挨拶すればいい。
どうでしょう?
1週間、1ヶ月、毎日の様に挨拶された人がいたら、貴方は返さない訳にいかないでしょう。
なにか、わだかまりがあったとしてもです。
挨拶のある職場環境は、自分で作ることができます。
こちらがしてほしいことは、自分から率先するのです。
環境を作り出すことはできる姿勢が大切
自分の態度は、なかなか気がつかないものです。
職場ではあえて和気藹々とする必要までないと思いますが
一つの目標に向けてお互いに協力できるのは、自分のためになります。
周りや会社にも良い影響を与えます。
上司や仲間に「報告・連絡・相談」と言いますが、話しができるベースができていないとしたら、まず話しができる環境作りを始める。
「挨拶」は、やりやすい方法の一つだと思います。
私の場合は、関係作りが苦手でした。
苦手な人に対しても、習慣として自分から挨拶することで、話せる関係を作っていける気持ちになりました。
私は強面だと言われることがあるのですが、表情にも気をつかう様にしました。
調子が悪かったりすると、以外と顔に出るものです。
意識づけをするだけでも、職場の風通りや話しやすさは改善できました。
人への苦手意識は、以前に比べてだいぶ減りました。
苦手意識を見ていくと、男性女性や年上年下など、傾向があることがよくあります。
私は年上の男性に苦手意識がありました。父の影響でしょう。
今は誰に対しても、以前に比べて、人の距離感の敷居が一段下がった様に感じています。
心を開くから人に信用される、一緒に居て安心感に繋がるのでしょう。
それが苦手な人に対しても、最初の一歩は 挨拶をお勧めします。
まとめ
○自分が人に対して、どんな態度で接しているか? 振り返りましょう。
苦手な人がいる時、その人に普段、どんな対応をしているか?思い出してみましょう。
○職場の人間関係は、自分から改善できます。
会話が上手くできない人に、こちらから笑顔で挨拶を始めましょう。
○良い関係作りは、心をオープンにする態度から。
その上で、必要な会話を増やしていきましょう。
モトでした