自分を大切にするってなに?

「自分を大切にしてくださいね」と言ったりします。

意味を掘り下げましょう。

反対は、ただ我慢することでしょう。

大人になるに従って、自分勝手は許されない。

人と上手くいくために我慢もしないと、ギクシャクすることもあると学びました。

感じることと行動は、分けてみます。

自分を大切にすると、我儘で嫌な人になりそうなイメージがあるのかもしれません。

独善的にふるまうという意味ではありません。

目 次

自分を大切にするとは

自分を大切にするとは、好き勝手するのではなく、自分が喜べるように心がけること。

ここでは、自分の気持ちを大切にすることと定義します。

それは、どんな気持ちを感じたとしても認めてあげることです。

簡単ではないでしょう。

誰でもそうだと思いますが、喜びを認めることはできても、つらい気持ちは感じたくないものですね。

無意識に避けてしまうものでしょう。

感情カウンセラーの教えとして、なにを感じてもいい

感情は自分の一部で自分自身ではないというものがあります。

感情を心から来るサインと捉えるのです。

自分を大切にできない理由

いつも自分にダメ出ししてしまう

前向きに生きている人が、もっとこうなりたい。目標をもつのは素晴らしいことです。

一方で「こんなこともできにない自分はダメ人間だ」

いつの間にか、自分を責めている、自分の気持ちは無視しがちになります。

つらい気持ちを、さらに痛めつけてしまう。

「弱音を許さない」わけです。

無理を強制していると、自分の気持ちや良い点も分からなくなります。

わたしは、本田健さんのセミナー行っていた当時のこと。

自分にダメ出ししていたことに、自分では気が付いていなかったのです。

尊敬する人、見習う人がいることは良いことでしたが、その人と自分をいつの間にか比べていた。

その人の様になりたいとしても、自分にダメ出ししていると、自分だけでなく、人にも批判的になりました。

もしもダメ出ししていることに気が付いたら止めましょう。

無意識のことなので、私は気が付いた時、あえて口に出す様にしていました。

言葉にすることで、また責めていると意識をしました。

言葉にした後で、つづけて

「ダメなところがあってもいいんだよ」と言う。

物足りない自分を許しましょう。今の自分から始めるためにです。

 

責任感を優先しすぎる

立場や役割にこだわっていると言ってもいいでしょう。

上司らしくしなくては、親らしくしなければ、

気持ちや体調よりも、役割やプライドを優先するのは、それを信じて真面目だからでしょう。

責任感が強いのは美点ですが、自分を無くすほどにならないことは大切です。

そういう私も、部下がいて仕事に自負をもっている時ほど、そうなりました。

自分の体は悲鳴を上げているのに、責任感で突っ走ることがありました。

感じたことがあったとしても、見てみぬふりをしました。

身体や心を壊してからでは、つまりません。

何のために働いているか、なにが大切か分かっていなかったからでしょう。

素直な気持ちを認めて、言葉にしましょう。

思い込んでいるだけということもあります。

素直な気持ちを伝えられない

家族やパートナーは、上手くいかないことがあると、コミュニケーションが難しいことがあります。

私は、父と話すのが苦手でした。

子供の頃のトラウマで、話しても聞いてもらえない。

そう決めつけていたのかもしれません。

怒りが勝ってしまって、思うのも嫌なほどでした。

そこまでいくと、独りだけでは難しいのかもしれません。

私が自分の本音に触れたのは、自分が体を壊す経験からでした。

伝えたい人を独り選んでみます。

パートナー、父、母、なかなか思ったことを伝えられない人がいいと思います。

短い手紙を書いてみます。

書き終わったら、これは本音なのかなって、思ってみます。

怒っているうちは、本音になっていないと思います。

素直な気持ちを伝えたら、自分が傷つくかもしれないから

そんな恐れから、本音を言うのを止めているのかもしれません。

ですが、身近な人との関係がどうなったらいいか?

自分が喜べる未来をイメージしましょう。

自分の感じたことを大切にするのは、怒りの底にある本音を意識する。

心から喜べる状態に近づくために、伝える勇気を持つことです。

どんな気持ちもいたわる

ダメ出しを止められたなら、ネガティブな気持ちも認める準備はできたと思います。

また「こんなこと思う自分はダメだ」と思ったなら

「感情は自分自身ではなくてサインの一つ」そう言い聞かせましょう。

私が東京で務めをしている時、通勤がつらいと感じたことがありました。

意味もなく、途中駅で降りてしまったことがあったくらいです。

そんなこと言っても、通勤しなければ会社にいけません。

そう感じる自分を責めていました。

「通勤がつらい」そう感じる気持ちはあっていいのです。

当時は流してしまいましたが、我慢が続けば身体や心を壊してしまいます。

ずっとつらいままなら、引っ越したり、職場を変えるという選択肢もあるわけです。

感じたことを認めて、自分がどうしたら喜べる状態になるか思うのがお勧めです。

身体が不調な時は、患部をさすったり、いたわったりします。

痛い場所を触って「痛いな~」と言いました。

痛いことを、認めてあげました。

つらい、悲しい、頭にきたなども、あえて言葉にして

「つらかったよね~」「あんなことがあって悲しいよ」と自分をいたわる。

それは甘やかすのではなく、気持ちを認めてあげることです。

無理して頑張って来た人には、抵抗感が強いかもしれません。

そんなときは、自分にとって大事なことは何か?

もう一度、思う時間を作ることをお勧めします。

まとめ

〇自分を大切にするとは、自分が喜べるように心がけること。

〇自分を大切にするとは、どんな気持ちでも感じていい、それを認めること。

〇感情は自分自身ではない、心から来るサインで自分の一部。

レッスン

〇身近な人を独り選んで、手紙を書きましょう。書き終えたらそれを読んで、これは本音? 自分に問いかけます。納得いくまで書き続けて深めましょう。

 

〇ネガティブな気持ちを感じた時、あえて言葉にして自分を労わりましょう。

 

モトでした。

 

 

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