断る力は幸せ力

成人の、なかなか断れない悩み。

断れない人は、思いやりがあって優しい人です。
優しい性格を変える必要はありません。

とはいえ、人から頼まれた時に負担を感じても、断ることができずに引き受けてしまう。

後から後悔する、そんな自分は困ると悩んでいる話。

なぜ断る力が幸せ力になるのでしょうか?

それは自分を大切にすることだからです。

頼まれ事をしていると、人を大切にしていい感じだと思うかもしれません。

自分に余裕がある時は、どんどん人助けするといいでしょう。

自分のことが、おろそかになってしまう時、
バッティングしてしまった時

後で後悔するのは止めたいでしょう。

その時はバランスが悪くなり、自分のことを守れなかった。

自分を大切にできていない。
それほど優しい人なのです。

自分を大切にする、バランス感覚は身につけることができます。

「断る力は幸せ力」を言い換えると

自分を大切にできる、バランス感覚を身につけること。

余裕がある時は、助けて満足できる。

自分が枯渇していては、全てに余裕がなくなります。

そうは言っても、無意識に反応でしていること。私はそうでした。

いつの間にか、引き受けているものですね。

目 次

なぜ断れないの?

断れない理由は、潜在意識が関係しているからです。

一言で言うと、断るのが怖いのです。

ですが怖さは、感じていない人がほとんどでしょう。
耐えられないほどの怖さの人もいます。

無理して感じなくても大丈夫ですよ。

頼まれた時の心の動きを思い出して、再現しましょう。

後悔するときは、頼まれた時 一瞬は引き受けるのは難しいと思ったはずです。

困っている人を見たり、必死に頼まれていると、ついつい引き受けてしまった。
なんとか助けたいと思った。

そんな様子かもしれません。

葛藤の様子をもう一度、心の中を再現すると、自分が2人居るようです。

断りたい自分と断れない自分。

断れない自分が無意識の働きです。
気がついていないと無意識の強さは増しています。

あえて言葉にすると

「断って相手に嫌われたくない」
「断ってギクシャクしたくない」
「私は、困っている人を助けなければいけない」

そんな心の声かもしれません。

心の傷に関係する場合は多い、無理はしないで下さい。

潜在意識にある集合意識やインナーチャイルドの声。

日本の集合意識は「嫌われたくない」気持ちは強いようです。

昔は狭い世界で生きる上で、必要な心掛けだったのかもしれません。

インナーチャンルドは、小さな子供の時の心を大人になった今でも、現れてくることがあります。

私たちは親に育てられて生きてきました。
親に嫌われることは、生死に関わる問題と捉えていたことでしょう。

小さな子供は、それを受け止めて好かれる方法を学習しました。
大人になっても、子供の心は持ち続けています。

私たちは誰かに頼って生きています。

人に頼ることは自然なことですが、過剰な守りに入ることがあります。

バランスを取るために、誤解してしまったことを解くといいのです。

小さな子供の頃は、必要で身を守る方法だったとしても
大人になった今、同じ方法をとる必要はない場合がほとんどです。

例えば「絶対に嫌われたくない」と思い込みに「絶対」が着いている場合があります。

現実的に考えれば、全ての人に好かれることはできないこと。

例え嫌われたとしても、大人になった今は身の安全は保証され、充分生きていくことは可能でしょう。

言い換えてみましょう。

自分の思い込みに気がついたら、それを緩める。

例えば

「できれだけ人に好かれた方がいい」

「あまり人に嫌われない方がいい」

「誰か独りだけ理解者がいればいい」

頑なな思い込みを緩めて、そのくらいに思っておけば、
むりがある時は断ることもできる様になるでしょう。

思い込みに気がつくために、自分が何を感じているか? 

注意を向ける必要があります。

感じるのが難しい場合、カウンセラーの力を借りるのも方法です。

 

 

断ること力は養成できる

過去に引き受けて後悔したことを10個書き出してみます。

あれは安請け合いになってしまったなぁ。

自分のことが疎かになってしまったなど。

思い出して、10個書いてみましょう。

書き終わったら、自分の中で

ここまではいいけれど、これ以上は我慢はしない

この人に頼まれると、どうも断れないなどと自分の傾向が見えて来ると思います。

書き終わったら、その傾向を探します。

どうしても、断りずらいものもあるでしょう。

初め、10個のうち1つだけ

これだけは必ず断りたいものを探します。
一つを選びましょう。

自分を守るボーダーライン、境界線を引くことをお勧めします。

自分を守る決まりを作るのです。

○○だけは必ず断る、○○以上は我慢しない
そういう決まりです。

その上で、どういう言葉で断るか?

書いてシュミレーションします。

前もって言い方を決めておくことで、冷静になれるのです。

最初に、

事実を書いてみます。
自分の気持ちを書いてみます。

提案の内容を書いてみます。
代換案を出してみます。

頼まれたことに感謝の言葉を書きます。

こんな例はどうでしょう?

「明日までにこの仕事をお願い」と残業を頼まれました。
その日は、家族のはずせない用事がありました。

「声をかけてくださって、ありがとうございます」
「大変申し訳ないですが、今日はどうしても外せない用事があります」

「子供のこと心配で、どうしても帰りたいのです」
「仕事はやりたいので、明日早めの時間、やらせて頂くことはできないでしょうか?」

もちろん、上手く断ることができるとは限らないでしょう。

断ることは悪いことではなくて、よりよい方法を探すこと

また断る時に、なんでそんなこと言うのと、相手に攻撃的になってしまうことがあります。

冷静に相談するように話せると、気が楽になるのではないでしょうか?

相手に従うか、自分の我を通すかの二者選択ではなく

より良い方法のための相談、そんなニュアンスで言葉を考えてみる。

自分の傾向を分かった上で、次に頼まれた時に、どんな言い方をしたら

いいコミュニケーションができるか探ってみることが大切です。

 

まとめ

○断れないことで後悔した様子を思い出し、その時何を感じていたか? 思い出してみる

○自分を守る決まりをつくることで、断りやすくなる

○内容を前もって書き出して、自分の傾向やどんな言葉で話すか練習する

 

 

 

モトでした

 

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