職場のパワハラを止める方法

カウンセラーのモトこと杉山元浩です。

一般的に上司から部下のイジメと捉えがちです、それだけではなくて先輩後輩、同僚の間にも起こること。

パワーハラスメントは、2012年厚生労働省により発表されています。

この6つはパワハラに当たります。

  1. 身体的な攻撃(暴力や傷害、物を投げる)
  2. 精神的な攻撃(脅迫・侮辱・ひどい暴言)
  3. 人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)
  4. 過大な要求(業務上明らかに遂行不可能なことの強要など)
  5. 過小な要求(合理性なく、能力や経験とかけ離れた低い仕事を命じるなど)
  6. 個の侵害(私的なことに過度に立ち入る)

 

DVもそうですが、家族への暴力が取り上げられて15年以上になります。

実は、何百年も続いてきたことではないでしょうか?

 

今、それを正そうという動きがあって、もし解決できたなら、

働きやすい職場、安らげる家庭が増えて、よりよい社会になりますね。

放置すれば、苦しむ人は減らないでしょう。

 

根本的な理由は、分からないままではないでしょうか?

独りで悩まないで、相談するというのは基本です。

パワハラをする人にも、理由はあります。

 

解決への一歩は、パワハラする人、被害を受けている人 双方が出来ること。

始めに、自らの子供の頃の家庭を思い出して、見つめること。

 

具体例を、お話しましょう。

前もって断りますが、これは父を責める話しではありません。

両親と私が、同じ事をしていたと、気がつく話です。

 

*****

子供の頃の家庭は、父が独裁的で暴力的でした。

父の様に、独善的になるまいと誓ったものです。

それでも父は立派に仕事をして、家族を養ってきました。

素晴らしい人です。

子供にとって父は、逆らえない 怖い存在だったということです。

 

そして何十年が経ち、自分が家長や、会社で上司の立場になった時に

自分の父と同じ様な、人の育て方、接し方で暴力や暴言をしていた。

あれほど 父の行いを非難していたのにです。

***** 

 

パワハラやDVも、家族や部下の接し方として、代々受け継いでいます

 

パワハラをしている父の祖父も、同じ様な経験をしていました。

両親から受け継いだ物は、良い面が多々あります。

ネガティブな側面として

パワハラの因子も、受け継いだと気がつくことです。

 

自分がパワハラをしていたと言われたことがある人は、

貴方のお父さんやお母さんが、貴方の子供の頃に、そんな接し方を

していませんでしたか?

なぜパワハラの関係が生み出されると言うと、会社の中で、家族関係を修復する切っ掛けとして、家庭の様子が再現されていると言うこともできます。

 

怒りのまま流されて、パワハラを続けてしまうのか?

 

怒りの本当の理由は、本当にターゲットの存在のせいなのか?

それとも、仕事や売上げの不安、人から非難される怖れ、自分の辛さ

忘れていた家族の在りようと、自問自答するのは一つの方法です。

 

提案1

ミスが起きた時、誰が悪いのか? という考えを捨てる

ミスの原因は? 自分が悪い? 誰が悪いのか?

原因は何だろうと思うでしょう。

理想は、ミスが無くなることでしょう。

理想に近づくために、原因追及から離れることです。

もしも誰も悪くないとしたら、というところから見てみます。

悪い人を決めると、すこし気持ちは落ち着きます。

ミスを責める時 上司の気持ちは
あってはならない、やる気がないのではないか?
売上げに影響する

部下の気持ちは
また責められて辛い、いたたまれない、
職場の雰囲気も悪くなる

お互いに、分かってもらえていないと感じています。

本当に必要なことは、誰かを責めることでしょうか?

ミスを減らす仕組みは、作れるのではないでしょうか?

素直な会話が鍵。

仕事が上手くいく為に「どうなったらいい?」ですか

 

 

提案2 自分なりにガス抜きをする

あの上司は酷すぎる・・・

あの部下は、何度言っても分からない

できたら関わりたくない・・・

お勧めは、自分なりにガス抜きをすることです。

自宅に戻って独りになる

上司の酷いところ、許せないところを書き出す。

部下の、酷いところを書き出す。

人に見られる心配はない所で、酷い言葉でいいので罵る、イメージで殴るのもいいでしょう。

体裁は整えずに、怒りを言葉にのせてみます。

○○の○○○なところは許せない
○○の馬鹿野郎!!

想い出して、怒りながら書いてください。

書いた気持ちのまま、物に当たるのもいいです。
サンドバックの代わり

本人に言うと支障があることも、書きましょう。

溜めていると、爆発してしまうこともあります。

独り怒ってスッキリする
気持ちを変りかえられます。

書いた物は処分のこと。

 

提案3 上下関係より、フラットな関係を選ぶ

好景気の頃の職場は、軍隊的な職場は上手くいきました。

やることをやっていれば、売上げがあがったからです。

今は環境の変化が大きく

自由な発想や、意見の出せる職場が伸びています。

自由に発言ができる職場は、どういう所でしょうか?

上司は「売上げのために、意見を出しなさい」と言う。

意見を言うと「もっとよく考えろ」と怒られる

怒られるし、責任はとりたくない。

誰も何も言わないのは、自然なことです。

少しトンチンカンな話しをしても、受け入れてもらえる

そう思えると、意見は言いやすくなります。

急に変われないですね。

怒られて言えないのは、上司にも問題はあります。

上下関係が、はっきりしていると、新たな発想は出にくくなります。

安全のため、言わなくなります。

自由な意見が出る場は、安全で対等な関係が存在しています。

何を言っても、大概は許される雰囲気があります。

人として尊重されないと意見は出ません。

上司も名前で呼び合いましょう。

 

パワハラから、拡がりました。

何か参考になれば幸いです。

感情を実践で学びたい人は、こちら
感情カウンセリング コースがあります。

体験コースからは、こちら

お問い合わせは、こちら

 

コメントを残す