上司とコミュニケーションは改善できる
会社員で、上司と上手く話せないのは困りますね。上手くできたらいいと思いますか?
仕事は、好き嫌いで話しにくいのは、支障がでると思います。
そうはいっても、人の相性や好き嫌いは出てしまうものでしょう。
苦手な人とコミュニケーションをとるには、どうしたらいいと思いますか?
こちらの質問の方が、ぴったりくるかもしれません。
一言で言うと「自分の態度に意識を向ける」ことがポイントです。
目 次
コミュニケーションを見直す
上司とのコミュニケーションが苦手という人に、私の体験をお話しします。
私が初めて就職した会社は、上司と上手く行かずに辞めたことがあります。
転勤の話しが出たことが、切っ掛けになりました。
仕事の内容には満足していたので、不本意な気持ちがありました。
自分は正しい、上司は間違っている、そう思っていました。
上司に苦手意識はありました、当時は無意識だったのですが、上司にほとんど近づかなかった、避けていたのでした。
よく仕事では、連絡・報告・相談が大事と言われます。私は若気の至りで、言っても「分かるはずがない」そんな心の声で、話すのを避ける様になりました。
苦手な人の前に出ると真っ白になったり、言いたいことが言えない。嫌な気持ちにならないためにそうしたのでしょう。
コミュニケーションが苦手というより、苦手な人とあまり話そうとしないのでした。
自分のことはなかなか、気がつけないものです。その時は上司のせいにしていました。
人間関係のコミュニケーションは、様々な場合はあると思います。
特定な人と話しにくい、話ができないという人は多いかもしれません。
自信がないことは話しにくいでしょう、相手の反応が怖いから話しにくいことはあるかもしれません。
私の場合、苦手な上司を避けてしまうことが問題の本質でした。
コミュニケーションの柱
心理学では、非言語コミュニケーションと言います。相手と話さなくても、あの人には嫌われている様だとか、伝えようとしていないとか、わりあい相手には分かるものです。
上司にも、私が避けていることは伝わっていたと思います。
何を伝えるかは、あまり大事ではありません。
相手に、どんな態度で伝えようとするかが大事です。
海外旅行を例にして、非言語コミュニケーションについて説明します。
独りで外国に行って言葉が分からない時、コミュニケーションが苦手と思うかもしれません。
確かに「現地語を話せない」とそう思うでしょう。
私は独りで海外旅行に行くことがあります。ほとんど飛行機とホテルだけを取って行きます。
片言の英語しか話せません。英語も通じにくい地域に行くことはあります。
そんな時は、英語、日本語、現地語の「単語」でしのいでいます。
言葉を勉強している訳では無いから外国語は話せない、自信はありません。
目的があれば、なんとか通じさせようとするものです。
大丈夫と思えば旅は成立するし、伝えることに失敗はありますけれど、なんとなく分かってもらえることは多いのです。
「言葉」が重要ではなくて、なんとか伝えたい気持ちから、身振り手振りを使ったり、時には紙に書いた資料を見せて、通じさせようと努力するわけです。
言葉よりも態度(非言語コミュニケーション)が大事、それで通じるということです。
普通は自信がないとひるむし、話そうとしない。度胸や決意はいるかもしれません。
向き合う態度とは
昔の私は苦手な上司に、ほとんど挨拶もしていませんでした。
態度が悪く、向き合えていなかったのです。
自分が話そうとしていなかった、話せる雰囲気を作っていなかったのです。
どうしたら、話せるか? 伝えられるか?
そういう立ち位置に変われたことが、一番の変化だったでしょう。
一般的に、コミュニケーションが苦手という時、何を話すかに気を配りがちになるでしょう。
何を話すかを明確にすることも、意味はあるのですが、どんな態度で伝えるか? ということが、よほど大事です。
自分の態度は気がつけないものです。
どんな態度で伝えようとしていたか顧みて、たんにコミュニケーションの苦手ということで、片付けなくなりました。
苦手から逃げなくなったということが、一番大きな変化でした。自分を見ずに、相手のせいにしていたという気づきがあったからです。
逃げていた時は、コミュニケーションの取りようがない訳です。
足が向かないということありますが、自分から伝えるべきは伝えようと意識していました。
まったく上司と切っ掛けがつかめずにいた時、始めたのは話す雰囲気を作ることを心掛けたこと。
こちらから相手に挨拶する様に心掛けました。
家族にも似た様な態度を取っていたりしたと気がつきました。
それまで無視していた人に「挨拶」から始めるしか思いつかなかった訳です。
態度を変えていく、相手の態度に左右されないこと。
怖がらなくなったので、状況を客観視できるようになりました。
苦手になった理由
上司に父の姿を見ていたと気がつきました。
子供の頃、父は話しを聞くのが苦手でした。話そうとしても、遮られることがありました。
今にして思えば、私と話しをするのが嫌なのではなく、そもそも聞くのが好きではなく辛かったのだと思います。
子供の時は「自分が嫌われている」もう少し大きくなると「話しても無駄」という様に、自分が傷つきたくないから、避けるのが習慣になっていました。
上司に、同じ様な態度で接していたのです。
感情的なものは、すぐに対応できないこともあります。
時間を掛けて見つめていく必要があるでしょう。
自分の態度を客観視するのは、深い気づきを得られることもあります。
まとめ
- 伝えたい人に、どんな態度で臨むのか? 自分の態度を意識する
- 自分から話せる雰囲気づくり、何ができるか?考えてみる
- 自信のないことは、何度も話しを練習して自信をつける
レッスン
- 苦手な人に対して、どんな態度で伝えたら良いと思いますか?
伝える時のことをイメージして下さい
モトでした。