仕事を先送りしてしまう理由
私は仕事のメールは、スマートホンより主にパソコンを使っています。
メールソフトを開いて、メールが来たのが分かっていても、すぐに見ないことがあります。
その時、時間がない訳ではありません。ただ躊躇して、そのまま見ずにソフトを閉じていることは多かったのです。
人は何かしら、そんなことはあるのかもしれません。
例えば、片付けた方がいいなとデスクを見ながら、片付けを始めることもなく、見過ごしたりすることです。
一日の用事は、大事な事と急ぎのこと。それが、いつも同じとは限りません。本来は優先する大事な事は何か、順序を付けるという判断は必要でしょう。
私の場合、余裕がない訳ではありません。
問題だと思ったのは、パソコンを開いている、メールソフトを開いている。来ているのが分かっているにも関わらず、ちょっと目を通せばいいことなのに、それを先送りするのは問題があると思ったのです。
カウンセラー仲間に、自分のしていることを話しました。
目 次
先送りしてしまう理由
先輩に話して、新たに始めたことは、同じ状況が来た時に、メールソフトを開く前に、中身を見ないままで、何を感じるか、その感情を感じてみました。
それ以前は、感じることを避けて、すぐに気を他に移していました。
私の感情は「怖さ」や「傷み」というものでした。
それを感じたくなくて、手が止まっていたようです。
わりあい長いこと無意識に、先延ばにしていたので、気がつきませんでした。
心の深いところにある「怖さ」は、明確な言葉で言い表すことはできないままでした。
仕事を先送りにしてしまう、私は、やると決めていること、やるべきことの中に、あまり進めたくない、やりたくない気持ちがあるということです。
意識では「そんなはずはない」と思っています。やると決めていることだから。
「メールを見たくない」「積極的にドンドン進めたくない、あまり関わりたくない」
決めていることの中に、躊躇して遅らせている自分も居るということです。
以前は、そんな場面になった時は、躊躇している自分を、責めていました。自分は「なにをグスグスしているんだ」「だから駄目なんだ」と言う様にです。
その後の私は、それも含めて自分の問題と捉えることができるようになりました。
自分の中に「やりたい」気持ちと同じ位「やりたくない」気持ちはあっていいんだと、両方共にあることを認めることができました。
躊躇することに客観的になる
やると決めている事でも、面倒なことはあります。
それ以前の私の対処策は、自分の中で「決め事を作ること」、これは必ず守って崩さない様にすることは、以前からしていていました。
無理がない様に、時々は自分の「決め事」を変えることはあります、意志の力は、躊躇を進める時の助けにはなります。
もう一つ始めていたことは、やると決める時に、メリットとデメリットを書いてから決めるということ。以外と、やりたいことの良い点だけを見ていて、自分にとって、やると良くない面を見るということはできないものです。
メールについては、それでも時々は止まっていました。
それは感情を怖れてのこと。深い怖れの様で「怖れ」「傷み」がどんなものか? 興味をもって感じ続けています。
怖れは拡大している
メールを見るのは、ある程度の時間が経てば必ず見ています。
見てしまえば、その怖れは、どうということはないのです。それはよく分かっていました。その時に見る「怖れ」は小さくなっています。
人によっては何で「怖い」のか?まったく不思議に思う人は居るかもしれません。
それは、一つのシンボルでした。
次の機会でも、メールを見るときに先送りしてしまうことがあったからです。
目的は、仕事自体を先送りすること。
自分の問題に直面することを避けること。感じる必要のあることでも避けること。そういうことが問題の本質でした。
止めている「怖れ」は実際には、何か害がある訳ではありません。その先に自分が変化していくことが怖いのだと思います。
初めての場所に行けば、世界は拡がるかもしれません。素晴らしい出会いがあるかもしれません。怖れで行くことを辞めては止まる。入口から入るのを止めるのは、とてももったいないことだと理解しています。
私は、扉を開けると決めている。先に進むと決めている。
怖れずに入口に手を掛ける、そして入るだけです。その姿勢を時々は休んだとしても、進み続けることをやめません。
誤魔化していることに気づく
前に進みたい時、躊躇ばかりしていると、自分が板挟みになって辛いです。
それが日々のことだと、感じるのは避けてしまうのは、仕方ないかもしれないと思います。
自分が「やりたい」「進みたい」と決める時、自分を責めるのではなくて、客観的になることは必要なことです。
躊躇している時、なぜそうなるのか見つめられる様になりました。
進めない感情に注意を向けられる様になりました。
実際にある「怖さ」は、必要以上に拡大していることがほとんどでした。
怖さをちゃんと見ていないから、何があるのか分からない、だから怖いのです。
それを見てしまえば、対処は出来ます。そこは考えるところではなく、とにかく見て明確にすることです。
辛い気持ちを避けたとてしても、感情をただ怖れることは無くなりました。それで平気になれたのは、自分の中の進歩です。自分を褒めていいところだと思います。
先送りしていることに着手する
メールを見る事を避けていたことから、無意識には仕事全体を遅らせている気づきがありました。
自分が先に進むと、変化していくことは、とても怖いと思っていることに気がつくことができました。
私は仕事全体を、昨年よりさらに積極的に取り組み、変化させることを決めることができました。
私は年内に出版する予定の本があります。これまで手を付けていなかった活動もすると決めました。心を見つめることで、自分の理解が拡がったと感じています。
まとめ
◆躊躇することは、進んだ方が良いか再度、確認してみる。何が止めているのか、しっかり見る事が大事。
◆やりたいことの中に、やりたくない気持ちはあっていい、自分を許容する力が深まります。
◆やりたいことのメリットとデメリットを書き出すことで、自分の選択をし直すことはできる。
レッスン
◆あなたが「やる」と決めている事の中で、うまく進んでいないことはありますか? なぜ上手く進まないと思いますか?
モトでした。